コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2021年08月

この日は、Frederiksberg地区にある「Wafu Ramen」というラーメン屋へ。

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店名といい、店の看板といい、ひょっとしたら日本人がやっている店かと期待したが、店主は中国人ぽかった。ラーメンは、塩、醤油、味噌の3種。塩、醤油を注文。

ラーメンのビジュアルはまあ悪くない。...が、箸でなくフォークが出てきた。。スープは、鶏出汁ベースのあっさり醤油ラーメンで、そこそこ旨味もあって悪くはない。しかし、麺がいかにもスーパーのパックのラーメン的な麺で、いただけない。つるつるしてゴムっぽい食感の、コシの無い麺。具は、チャーシューもなかなか良く出きていて、味玉も半熟でよろしいが、パクチーが入っているのが気になった。他には、もやし、キクラゲ、海苔、青ネギ。

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塩ラーメンも、似たような印象。こちらは、豚のチャーシューの代わりに、鶏の胸肉がのっている。こちらもジューシーで悪くない。

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決して悪くはないが、リピートしたいとは思えない。今のところ、コペンハーゲンで日本人が行く価値があるラーメン屋は、「Ramen to Biiru」と「Slurp Ramen Joint」のみですな。

現在デンマークではコロナワクチンの接種が進み、世界の中でも高い接種率となっているが (本日8月28日時点で70%超)、それに伴いコロナ対策による様々な制限も撤廃され、概ね通常通りの生活ができるようになっている。

街中でマスクを着用している人はほとんどいないし、唯一マスクを着用する必要のあった、電車などの公共交通機関においても、2週間前から既にマスク着用義務が撤廃されている。

そして最終段階として、9月10日を最後に残りの制限全てが撤廃される。現在はレストランでの室内飲食はコロナパスを提示する必要があるが(室外飲食はもともと不要)、それさえも必要なくなるとのこと。

コロナ対策においては、国によって色々異なる対策をとってきて、どれが正解かの判断は難しいところだが、今のところデンマークは非常に優れた対策をとってきたと感じる。

イタリア、スペインなどの非常に強硬なロックダウン政策を取ってきた国もあれば、隣国スウェーデンのようにノーガード戦略で集団免疫を獲得しようとした国、オーストラリア、ニュージーランドのように初期に押さえ込みに成功したは良いが、その反面ワクチン接種が遅れ、たった一人の感染者でもロックダウンになってしまったりと。

1年半、ちょうどコロナの時期にデンマークに住んでみて感じるのは、対応のスピーディーさ。デンマークでは、まだ感染者が少ない初期の段階にロックダウンを決定。去年の最初のロックダウンの際、金曜日に会社で、来週から出社禁止で当面100%リモートワークにします、と聞いた時は結構びっくりした。ロックダウンといっても、スーパー、ドラッグストア以外のお店が営業しなくなるだけで、外出禁止では無いソフトロックダウン。日本のように外出自粛のお願いベースだと感染を抑えることは難しいだろうし、イタリア、スペインなどのように外出禁止となってしまうと、日常生活に相当ストレスとなりそうなので、個人的にはちょうど良いバランスだと感じる。

ロックダウン中も、制限解除のための手順を着々に進行。ワクチン接種を迅速に進め、アストラゼネカ、ジョンソン&ジョンソンを接種計画から除外したにも関わらず、順調に接種が進み、現在世界の中でも高い接種率を誇っている。下記のように、それぞれの人がいつ接種できる予定かをはっきりと可視化し/それが概ね計画通りに進んでいるのを見ると、国民も安心を感じると思われる。

同時に、ワクチン接種が行き届いていない段階でも経済を再開できるよう、コロナパスポートのアプリを導入。陰性証明の後、72時間はこのアプリを見せることで、レストランの室内飲食も可能になる。ある程度の安全性を担保しつつ(もちろん完全ではないが)、経済を回す、さらにはワクチンを接種済になると頻繁な陰性検査が不要になるので、ワクチン接種を一層進める助けにもなるという意味で、一石三鳥の非常に優れた施策だったと感じる。

一方で、制限の解除に関しても、進める際にはけっこう思い切って進めるという印象。ちなみに、制限を積極的に解除していることからデンマークの感染者数が少ないのかと思いきや、別にそんなことは無い。人口100万人当たりの新規感染者数は、現時点で日本とほぼ変わらない (デンマークは以前より高い数値が下がって比較的安定しているのに対し、日本は最高値更新中という違いはあるが)。感情的な判断ではなく、重要な指標は何かという、データに基づいた論理的な判断ということなのであろう。そして、きちんといついつまでにこの制限を解除します、というロードマップを立て、実際に結構その通りにいっているというところが結構凄い。

外から日本の状況を見ていると、ブレーキもアクセルも踏まずに、じわじわと終わりが見えずに状況が悪くなっているようなので、ことコロナ対策に関しては、デンマーク政府は優秀だなあと感じる今日この頃。

コペンハーゲンへ戻る前の最後に、ようやく念願の「St. Jakobs Stenugnsbageri」へ。マルメ中央駅のすぐの裏にある店舗。

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コーヒーと共に、クロワッサンと、スウェーデン名物のシナモンロール、カルダモンロールを。それぞれ、シナモンとカルダモンの香りが効いて、やはり美味しい。

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「Juno The Bakery」のあのジューシーで香り高い味わいを知っているだけに、それと比べるとどうしても見劣りしてしまうのは否めないが、コペンハーゲンでいうと「Meyers」クラスの安定の美味しさという感じ。コーヒーも上質だし、落ち着いた空間といい、家の近くにこんなパン屋があったら嬉しいだろうな、と思う。ここのセムラも食べてみたいところ。

ファラフェルは、マルメを代表するB級グルメらしい。ファラフェルとは中東発祥の、豆を潰して揚げたコロッケのような食べ物で、それを野菜と一緒にフラットブレッドに包んで食べる。何でも、マルメに中東出身の移民が多いので、ファラフェル店が多く、「Falafel capital of Sweden」とまで言われるほど。

その中でも、一番人気っぽいのが「Värnhems Falafel」。フラットブレッドが手作りなのが売りらしい。

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若干英語が通じ難くて、注文にやや手間取った。

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確かに、フラットブレッドはもっちりしている気はするが、中も豆なので、外も中も粉っぽい。。如何にもB級グルメという感じで、正直、そんなに美味いもんでは無いと感じた。そして、予想以上にボリュームがあった。

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屋内マーケット「Malmö Saluhall」をちょこっと覗いてみた。

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中には、魚屋、肉屋、チーズ屋など様々な食材店の他に、イートインの店も幾つか。

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この「Chocolatte」というチョコレート屋で、ミニのアフタヌーンティー付きのチョコレートセットを販売していたので、それを購入

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正直、思ったよりは小さかったが(コペンハーゲンのTorvehallerneよりは小さい)、色々面白い店もあるので、ここで食事するのも良さそう(今回は食後だったので何も食べなかったが)。St. Jakobs Stenugnsbageriも入っているし、マルメの中では評判の良いっぽいラーメン屋「Pink Head Noodle Bar」、人気ベーカリー「Söderberg & Sara」が手掛けるピザ屋「Hedvigsdal」なども個人的には気になる。

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