コペンDays

2020年から2025年までコペンハーゲンに暮らしていました。デンマークでの暮らしの記録や、デンマークに関する最新のニュースなどを綴っています。

2020年02月

銀行口座や証券口座は、実家へ住所変更だけすれば良いのかと予想していたのだが、それだけでは済まないことが判明。

楽天銀行、ジャパンネット銀行

楽天銀行、ジャパンネット銀行は、非居住者になったら(住民票を抜いたら)、口座解約しなくてはいけないとのこと。

みずほ銀行

選択肢は2つとのこと :

  • 非居住者として登録 : ネットバンキング、ATM使用不可。クレジットカードの引き落としは可。帰国後に居住者に戻せる。
  • 実家への住所変更 : 特に制限は無いとのことく、ネットバンキング等は国/地域によっては使える場所はあるかもしれないが、使用できる保証はしない。住所変更自体は、ネットで手続き可。

ネットバンキングが使えないんだったらほとんど意味がないので、後者の実家への住所変更でいくことにした。

三菱UFJ銀行

これも選択肢は2つ :

  • グローバルダイレクト : 海外居住者向けのサービスがあるが、月額300円かかる。ただし、制限があり、振り込みは海外送金と同等。出国前に手続きが必要で、1ヶ月程度かかる。海外の住所が必要。
  • 実家への住所変更 : 基本、海外でのネットバンキングは使えることを保証しない(繋がる地域もある)。ネットバンキングに関しては、海外ではアプリ型のワンタイムパスワードは使用不可なので、カード型のワンタイムパスワードに切り替える必要がある。

コペンハーゲンがネットバンキング使用可能地域であることに期待して、こちらも実家への住所変更でいくことにした。

まずは、電気、ガス、水道の解約。電気は結構前から解約手続きができたが、ガス、水道は1ヶ月前ぐらいからしか申し込めなかった。

WOWOWの解約もシンプルで、特段問題無い。

郵便は、出国日以降は実家に転送してもらうようにした。

インターネットの解約では、解約キットを送付してくるので、レンタルしていたモデムを返送する必要がある(その分の時間を考慮し、早めに手続きした方が良い)。

そして、携帯電話。格安SIMに変えるか、docomoの番号保管サービスを利用するかで、国内携帯番号を残すことも検討してみたが、日本にいつ帰国するか未定だし、無くてもLINEなどを使えば問題なかろうということで、シンプルに解約することにした。ただ、手続きはオンラインではできずに、docomoショップに物理的に行かなくてはいけなくて不便。さらに、前もって予約解約ができないので(docomoショップで解約手続きした瞬間から解約される)、出国日前日にdocomoショップで解約手続きを行った。docomoショップは混んでいるので、前もって来店予約した方が良いと思う。

物の処分の一環で、これまで物理的にもっていたものを電子化して、クラウド上に保存するようにした。

  • CDはGoogle Play Musicにアップロード。Google Play Musicは将来的にYoutube Musicへ移行するらしいので、PicasaがGoogleフォトに移行した時のように、以前使えた機能が使えなくなる/使い勝手が悪くなる懸念もあるが、他に良い代替サービスも無いので。
  • 諸々のアカウント開設のお知らせ等に記載されてある情報は、パスワードマネージャに保存し、印刷物自体はシュレッダにかける。これを機会に、パスワードマネージャはLastpassからBitwardenへ移行した。情報量が多く、手入力が大変な印刷物に関しては、スマホで写真を撮り、Google Driveへアップロード。
  • 外付けハードディスクドライブに保存していた情報は、写真はGoogleフォトへ、その他のファイルはGoogle Driveへ保存。そして、データを処分した後、外付けハードディスクドライブ自体はビックカメラのHDD破壊サービスで物理的にハードディスクドライブを破壊してから、不燃ゴミとして廃棄。

そして、不要な情報はそもそも保存する必要が無いので、何を残す/何を捨てるという情報の取捨選択をやりながらデータの処分/整理を行ったので、これに結構時間がかかった。また、シュレッダを相当酷使することになった。

引っ越しの基本的な方針としては、送料をなるべく抑えたいというのと、今後どこに住むにしても柔軟に対応できるようにと、とにかくなるべく荷物を減らして行きたいところ。

家電などは購入してからしばらく経過してもう結構古くなっていることもあり、大物は全て処分していき、コペンハーゲンに送るものは衣服、食器などだけにしようとした。

そこで、物は以下の方法で処分した :

  1. 売却
    • メルカリなどで売れるものはなるべく売る。手間/時間が掛かるので時間的に余裕がある段階でしかできないが、物の有効利用にもなるし、経済的にも一番良い。想定以上の、50品程がメルカリで売却することができた。意外だったのが、ワイングラスが思ったよりも簡単に売れたということ。あと、ゴミ箱、扇風機、テーブルなどややかさばるものも、大型らくらくメルカリ便で売却できたのは助かった。送料が最低でも4320円かかるので、売却益は大して出ないが、粗大ゴミで処理したら金が掛かることを考えると大助かり。
    • CDは、一枚一枚メルカリで売ったら、あまりにも手間/時間がかかり過ぎるので、それらはレコファン、ディスクユニオンなどの中古CD買取会社に売却した。
    • メルカリで売れ残った本は、ブックオフで売却
  2. 実家へ送付
    • デンマークに送りたくはないが、かといって手放したくないものは、実家へ送付して預かってもらうことにした
  3. 譲渡
    • たまたま自分の住んでいるマンションに住んでいる知人がいたので、その人が欲しいといったものは貰ってもらった
  4. リサイクル
    • 買い替え前に使用していたMacbookが2台もあったのだが、アップルストアに持ち込めば無料で処分してもらえる。また、買い替え前のiPhoneも残っていたのだが、予想外なことに、アップルストアで下取りしてもらえてApple Storeギフトカードが貰えた。
    • LenovoのノートPCに関しては、処分はアップルのように簡単ではない。自分の持っていたLenovoのPCにはPCリサイクルシールが添付されておらず、シールを送付してもらうようにわざわざ申し込まなくてはいけないことが判明。そんなことしてたら出国日までにとても間に合わないので、別の方法を探っていたら、自分が在住していた世田谷区では、世田谷区がリネットという回収業者と提携しており回収してくれるようなので、そこに依頼することにした。
    • だいぶ前に契約していたWimax2+のモバイルルーターが残っていたのだが、auショップに持ち込んだら無料で引き取ってもらえた。
  5. 廃棄
    • 自治体のゴミ回収(可燃、不燃、粗大ゴミ)
    • 不用品回収業者 : 大物や家電リサイクルの品など、自治体のゴミ回収でも廃棄が困難なものは、不用品回収業者に依頼して廃棄

...とリストアップしただけでもこれだけあったのだが、これらを実際にこなしていくだけでなく、日々の生活で使っている物は、いつ処分するかなどのスケジューリングがかなり大変だった。特に、不燃ゴミ、粗大ゴミなどは自分等の都合で決められないこともあり。Google Spreadsheetで表を作って、それでスケジュールを作って管理した。

上記で一番大変だったのが、不用品回収業者の選定。業者によっては、トラックに積んでもう後戻りできない状態になってから高い金額を吹っかけてくるボッタクリ業者だったり、不法投棄をしている業者もあるようなので、慎重に決めた方が良さそう。調査の結果、ゴミナビ!くらしのマーケットというサイトで一括見積もりできて、トラブルが発生した場合の補償もあるとのことなので、この2サイトで見積もり依頼を出してみた。2トントラック積み放題プランで出してみたのだが、この内容で2トントラックに乗らないと言われたり、値段が想定をかなりオーバーしていたり(一番高いもので何と12万!)、業者探しは思ったよりも難航。さらに注意は、金庫を廃棄したかったのだが、金庫は自治体の粗大ゴミでも回収できないという厄介物で、追加料金をとる業者が結構あった。その中で、くらしのマーケットから唯一、3万円で金庫を含め追加料金一切無しという業者が見つかったので、そこに依頼。

回収当日は、作業員一人だったのでやや不安だったものの、無事に見積もり通りの金額で作業終えてくれたので、満足。

次に、航空券の確保。

まず、選択肢としては、直行便か乗り継ぎ便がある。直行便は、スカンジナビア航空の成田発の一択(3月29日からは成田便は無くなり、羽田便になる)。算段としては、機内持ち込み荷物と預け入れ荷物でなるべく荷物を持っていくつもりなので、重い荷物を運びながら乗り継ぎは勘弁ということと、到着の翌々日には初出社なので体力を少しでも温存したいので、直行便で行くことにした。

また、もう一つの選択ポイントは、片道航空券か往復航空券かという点。いったんデンマークに渡ったら1年から2年の間は日本に帰国するつもりはないので、そういった点では片道航空券が自然な選択なのだが、片道航空券の方が値段がだいぶ高いのが悩ましいところ。往復航空券でも航空券は1年間は有効なので、帰国便を1年先とかにすればそれを使えなくもなさそう。だが、まだ新しい仕事の様子、デンマークでの生活も全く分からない状態で、1年後のスケジュールが縛られるのは得策ではないと思い、スカンジナビア航空成田発の片道航空券に決定した。


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