コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2020年05月

コペンハーゲンでは、コロナによる自粛がようやく解除されて、お店も普通に営業するようになった。

それの何が待ち遠しかったって、ラーメンを食べること。日本を発ってからもう3ヶ月以上なるが、大人になってからこんなにラーメンを食べてないのは初めてだと思う。

デンマークに引っ越して、どうしても食べられる日本食は限られるが、蕎麦、うどんなどはアジアンスーパーで麺とツユを買って自宅で作れるし、寿司もコロナ中でもテイクアウトで食べようと思えば食べられた。しかし、カップ麺/インスタント麺でないちゃんとしたラーメンはなかなか自作もできないし、麺が伸びてしまうのでテイクアウトという訳にもいかない。

というわけで、いい加減ラーメン禁断症状が出てきたので、コペンハーゲン初のラーメンで訪れたのは「Ramen to Biiru」。デンマークを代表するクラフトビール「Mikkeller」のコラボによるラーメン店。何店舗かあるが、訪れたのはVesterbro店。

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本来は日本式で券売機で買えるようだが、コロナで接触を避けるためか券売機は使えず、口頭で注文。

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テラス席もあったので、テラス席で食べることに。そういえば日本ではラーメンをテラス席で食べるってことはなかなか無い気がする。ソーシャルディスタンスの注意書きもミッケラーのあのデザイン。

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当然ビールも注文。ピルスナーを生ビールで。すっきりしつつも、程よくコクもあって、好みの味。やはりミッケラーはウマい。

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醤油ラーメンを食べた。麺は硬く、やや粉っぽい食感。スープは派手さは無く、昔ながらの中華そば的な、あっさり醤油味でほっと落ち着く味。だが、よくよく味ってみると、鶏ガラ?の適度にパンチが効いて、ちゃんと味の奥行きも感じられる。具は、ネギ、チャーシュー、ナルト、細切りメンマ。チャーシューは柔らかく、普通に美味しい。麺はまだ十分改善の余地があると感じるが、海外で食べるラーメンとしては十分に満足できる。しかし、やはりコペンハーゲン価格で105DKK (1700円程度)もするので、日本と比べるとやはり高いなあと。

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連れの柚子ラーメンも味見させてもらったが、柚子の酸味が効きすぎていて、出汁の旨味/コクが目立たないか。個人的には、普通の塩ラーメンの方が美味しそうな気がする。

ランチでGasoline Grill。コペンハーゲン一のハンバーグとの評判の店で、Bloombergからは世界のベストハンバーガーのベスト27に選ばれている(ちなみに、日本からはモスバーガーもランク入りしているが)。あのNomaのおすすめレストランにも挙げられている

幾つか店舗があるようだが、Kongens Nytorv駅近くのLandgreven店へ(後で知ったが、ここLandgreven店が第1号店っぽい)。元々はガソリンスタンドだったらしく(店名の由来でもある)、外観もガソリンスタンドそのままで、ぱっと見ハンバーガー店には見えない。人気店だけあって、少し並んだ(前に3組、15分程度であろうか)。

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ハンバーガーは、Cheese Burger、Butter Burger、Original Burgerの3種。面白そうなので、あまり聞いたことのないバターバーガーを注文。

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一言でいうと、「とてもソフトでジューシー」。パティはジューシーで旨味も十分。ほんのり甘い味わいのブリオッシュのバンズも柔らかい食感で、パティとの一体感が感じられる。そして、ピクルスの酸味が、味をクドくせずに全体をまとめ上げている。

で、肝心のバターであるが、肉汁がこってりしているように感じたが、それがバターが溶けたものだったのであろうか?正直、「バター感」はそんなに強く無いと感じたので、やや拍子抜け。

間違いなく美味しいは美味しいのだが、今まで食べたハンバーガーのベストに入るかといったら微妙なところ。

コペンハーゲンのパン屋巡り。この日はNørrebroにある「Andersen & Maillard」へ。かのNomaの元ペーストリーシェフが立ち上げた店。

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「Coffee Roasters & Pastry」とのことで、パンだけでなくコーヒーにも力を入れており、エスプレッソクロワッサンが看板メニュー。

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そのエスプレッソクロワッサンに、シナモンクロワッサン、チョコレートクロワッサン、Tebirkesに、フラットホワイトを購入。

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名物のエスプレッソクロワッサンは、グレーズが思ったよりも甘かったが、コーヒーの風味がクロワッサンにとてもよくマッチ。ケシの実を使ったTebirkesは、とても繊細な味で、これまで食べたTebirkesの中ではここのが一番好きかも。

フラットホワイトも苦味と酸味のバランスが絶妙でさすがに美味しい。パンもコーヒー両方ともトップクラスのクオリティの希有な店。

American Pie Companyにてテイクアウト。Vesterbro店とダウンタウン店があるが、ダウンタウン店の方。

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デザートのパイはホールかピースで購入することができ、甘くない食事パイは小ぶりなホールのみ。購入したのは、Beef & Mashパイと、Key Limeパイ、The New Yorker Cherry Cheesecakeパイを1ピースづつ。

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Joe The Juiceのジュースとともに、ローゼンボー公園で食べた。

ビーフ&マッシュパイは、パイにマッシュポテトってこんなに合うんだと。デザートパイは濃厚なクリームに甘さもしっかりあって、「アメリカン」なパイという感じだが、とても美味しい。チェリーパイの甘酸っぱさが印象に残った。

コペンハーゲンで、アメリカンなものを食べたいときにおすすめ。

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