コペンハーゲンでは、コロナによる自粛がようやく解除されて、お店も普通に営業するようになった。
それの何が待ち遠しかったって、ラーメンを食べること。日本を発ってからもう3ヶ月以上なるが、大人になってからこんなにラーメンを食べてないのは初めてだと思う。
デンマークに引っ越して、どうしても食べられる日本食は限られるが、蕎麦、うどんなどはアジアンスーパーで麺とツユを買って自宅で作れるし、寿司もコロナ中でもテイクアウトで食べようと思えば食べられた。しかし、カップ麺/インスタント麺でないちゃんとしたラーメンはなかなか自作もできないし、麺が伸びてしまうのでテイクアウトという訳にもいかない。
というわけで、いい加減ラーメン禁断症状が出てきたので、コペンハーゲン初のラーメンで訪れたのは「Ramen to Biiru」。デンマークを代表するクラフトビール「Mikkeller」のコラボによるラーメン店。何店舗かあるが、訪れたのはVesterbro店。
本来は日本式で券売機で買えるようだが、コロナで接触を避けるためか券売機は使えず、口頭で注文。
テラス席もあったので、テラス席で食べることに。そういえば日本ではラーメンをテラス席で食べるってことはなかなか無い気がする。ソーシャルディスタンスの注意書きもミッケラーのあのデザイン。
当然ビールも注文。ピルスナーを生ビールで。すっきりしつつも、程よくコクもあって、好みの味。やはりミッケラーはウマい。
醤油ラーメンを食べた。麺は硬く、やや粉っぽい食感。スープは派手さは無く、昔ながらの中華そば的な、あっさり醤油味でほっと落ち着く味。だが、よくよく味ってみると、鶏ガラ?の適度にパンチが効いて、ちゃんと味の奥行きも感じられる。具は、ネギ、チャーシュー、ナルト、細切りメンマ。チャーシューは柔らかく、普通に美味しい。麺はまだ十分改善の余地があると感じるが、海外で食べるラーメンとしては十分に満足できる。しかし、やはりコペンハーゲン価格で105DKK (1700円程度)もするので、日本と比べるとやはり高いなあと。
連れの柚子ラーメンも味見させてもらったが、柚子の酸味が効きすぎていて、出汁の旨味/コクが目立たないか。個人的には、普通の塩ラーメンの方が美味しそうな気がする。