コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2020年06月

会社の同僚から、6月23日は「Sankthans」の日らしいと聞いた。

英語だと「Saint John's Eve」、日本語に訳すと「聖ヨハネの前夜祭」となり、夏至の日 (洗礼者ヨハネの誕生日)に焚火で魔女の人形を燃やして、魔除けをするというイベントの日らしい。

せっかくなので、行ってみようと思ったはいいものの、どこでやっているのかがネットで調べても良く分からない。海辺でやっているっぽいので、Amager Strandparkをぷらぷら歩いてみたものの、それっぽいものは特に見当たらない。諦めかけたところ、21時半近くになったらAmager Strandparkの少し北の海辺で火と煙が立ち上がっているのが見えた!

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魔女は特に確認できなかったが、結構激しく燃やしている。。火が燃えているのを見るだけで、特に何をするって訳でもないが。花火も少し打ち上げていたが、北欧の夏至で日没が22時ぐらいなので、残念ながらあまり見えない。

こんなイベントもあるんですなあ。

デンマークに引っ越してきて、最初はLifeXというシェアハウスに住んでいたが、ようやく普通の賃貸物件に引っ越せた。シェアハウスというものに住んだのは初めての経験だったので、その感想。

メリット

ハウスメイトから色々教えてもらえる

デンマークに引っ越してから必要な手続き的なこと、デンマークで生活する上での様々なノウハウ、シェアハウスのルールなど、最初はやはり分からないことだらけ。なので、色々質問して教えてもらえるのは有難かった。特に、家電の使い方は、後に賃貸物件を借りる際に家電の説明書がデンマーク語で解読がかなり困難なので、シェアハウスで基本的な使い方をマスターしておけたのは、大変助かった。

生活に必要最低限なものが揃っている

引っ越してすぐは、CPR、銀行口座の開設やら様々な手続きだけでも大変なので、調理、洗濯、インターネット、電気、ガスなど生活に必要最低限なものはシェアハウスが代行して提供してくれるのは助かった。

ネットワーキング

シェアハウスには様々な国からの人が入居しているので、その国の文化などを知る良い機会。自分のハウスには、インド、ニュージーランド、ナイジェリアからのメンバーが入居していた。それぞれの出身国の料理をみんなに振る舞うなどの機会もあったりして、自分らはお好み焼きを作ったがなかなか好評だった(インド人はベジタリアンが多いので、ベジタリアンバージョンにアレンジするのが大変だったが。。)。

また、LifeX主催で他のシェアハウスのメンバーも含めてイベントなども割と頻繁に開催していたので、知り合いが誰もいない国に引っ越して、会社以外で知り合いを増やしたい人にはそういう機会は結構ある。

デメリット

プライバシー

自分等が借りている個室はプライベートな空間としてあるはあるが、個室と共有スペースの間で音は結構聞こえてしまうので、やはりプライバシーという点では限られている。特に、自分の部屋はキッチンに隣接していた部屋だったので、ハウスメイトが度々友達を招いてキッチンで食事したり、キッチンで調理しながら電話していたので(何で自分の部屋でしない?)、音が結構気になった。また、個室ごとまでに鍵は付いていないのは、デンマークは安全な国といえども、やはり少し不安は不安(特に女性は)。

時間的な制約

キッチン、トイレ、シャワーは共同で、朝の出勤前はトイレ、シャワーは当然バッティングしがち。早い者勝ちなので、他の人が終わるのを待ちたくなければ、早めに済ませるしかない。なので、自分はそのせいで早起きして、6時ぐらいに済ませるようにしたが、自分のペースでできないのは、やはり結構ストレス。

また、夕食の時間帯もキッチンがバッティングしがちだが、コンロ、オーブン、調理器具が使いたいものが他の人に使われていたりするので、やはりバッティングしないように少しずらして食事するようにしたりしていた。とはいえ、食事の時間もそうだが、鍋やフライパンを他の人が使うということを考えると、食べてすぐ洗わなければいけないので、結構ゆっくり食事できない。特に、鍋で大量に造って(カレーなど)、後日食べるために残しておきたいというような場合に困る。

清潔感の違い

清潔感という点でも、他人というだけでも色々違うと思うが、さらに世界各国のかなり異なるバックグラウンドから来ているので、やはり色々違うなあと。調理、食事後の調理器具、食器、台所の汚れや、トイレ、シャワーの使用後だったり。。自分は違いはあるものだと思って、あまり指摘しないようにしていたが、キッチンなりトイレ、シャワーなり「これ誰が汚したままにしてる?」と他の人が汚していたのを指摘されるのは、あまり気分の良いものではない。

まとめ

最終的には、どんなハウスメイトと一緒になるかということに尽きると思うが、幸いハウスメイトは人柄的にもそんな変な奴もおらず、まあまあ恵まれていたと思う。

会社が最初の3ヶ月は家賃はサポートしてくれていたので、本当はあと1ヶ月はシェアハウスに住んでいた方が経済的には得だったはずだが、なるべく早く出ようと思ったのはこのコロナの影響。ハウスメイト全員家からリモートワークになったものの、それでもこうやって色々な他人が同じ空間に暮らしているというのはリスクだし(出かけるのは買い物程度とはいえ)、掃除洗濯の人やらハウスメイトの友達やらが家に入ってくるので、これは早く出ないとまずいと感じた次第。

この日は、コペンハーゲン一との評判のタコス屋「Hija de Sanchez」へ。

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何でも、かのNomaの元パティシエだったRosio Sanchezさんが開いた店。店舗は、カジュアルなTaqueriaの「Hija de Sanchez」がこのTorvehallerne店、Kodbyen店の2店舗あり、よりしっかりしたメキシカンレストラン「Sanchez」がある。この日はTorvehallerne店へ。

本日のタコス3種盛り合わせの「Combo of the Day」を注文。この日のタコスは、「Cochinita」(豚肉)、「Suadero」(牛肉のコンフィ)、「Cabbage」。同じTorvehallerne内にある、ミッケラーの売店で仕入れたビールと共に。

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キャベツのタコスは、見た目から予想外の辛さ。辛さはあまり得意でないので、自分的にはやや辛過ぎた。あとは、やはりビーガン向けなのであろうが、コクに欠ける。肉が無いタコスは、個人的にはあまり成立しない印象を受けた。

一方、豚と牛のタコスは、肉の旨味がふんだんに引き出されていて、さすがに美味しい。それぞれ玉ねぎのピクルス、パクチーがアクセントとなって爽やかさを演出している。

美味しかったが、惜しむらくは、通常の胃袋の男性の食事としては若干ボリュームが物足りないか。

ちなみに、このTorvehallerneでは、ソーシャルディスタンスを確保するために、席の間に植物を置いていた。レストランなどでは、ぬいぐるみを置いたりしている店もあるようだが、なるほどこれだったら自然な見た目でうまいやり方だなあと思った。

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最近こちらのスーパーで、季節ものなのか、「Donutferskner」なるものをよく見かけるようになった。日本では見ないような平らで小ぶりな桃で、バントウ (蟠桃)、Donut Peachという桃らしく、確かにドーナツみたいな形状。

中国原産で、「西遊記」にも不老不死の桃として登場し、孫悟空が食べたということになっている。

さっそく買って食べてみた。果肉はやや硬めだが、期待通り桃の味!種が小さいので、サイズの割には身も多い。

セール価格で6個で10DKK程度 (160円程度)と、気軽に買える値段なのも嬉しい。

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