歯の詰め物が取れてしまったので、デンマークに来てから初めて歯医者に行ってきた。
会社の同僚達から、幾つかおすすめの歯医者を挙げてもらったので、そのうち自宅から交通の便が良い歯医者に行くことにした。
電話で、歯の状況を説明し、CPRナンバー、電話番号、メールアドレスを伝え、空いている日時で予約した。
日本の歯医者との違いなど、いろいろ気付いたこと(他の歯医者でも同様なのかは分からないが):
- 受付時には、イエローカード (健康保険証)を見せるだけで、特に問診票などを記入する必要は無い。また、日本のように、診察券なども特に発行されない。CPRナンバー(マイナンバー的なもの)で全て個人情報が紐付けられているからであろう。とても合理的。
- 日本の歯医者のような、いかにも病院的な院内ではなく、やはり北欧的な「ヒュッゲ」が感じられる、落ち着いた内装。器具は日本の歯医者とあまり変わらない感じ。
- 歯の治療で使う用語の英語が分からなくて、少し困った。必要最低限の麻酔、歯石、歯茎などの英語は事前に調べておいた方が良いかも。
- 日本と違って、何かする度にいちいち口の中をゆすぐのではなく、全ての施術が終わったら一回ゆすいだのみ。
- 施術内容は、取れてしまった歯の詰め物を新らしく詰めてもらい、歯のクリーニングという内容。次回は、半年後ぐらいにまた見ましょう、という感じで、今回の治療だけで完了。日本では、詰め物の治療で一回来院、クリーニングでまた一回、など何回も来院しなくてはいけなかったが、その辺りも合理的。
ということで、全体的には、言語的な問題を除けば、先生もとても感じが良く、とても快適な治療だった。
唯一、一番の懸念点だったのが、治療費。高負担/高福祉のデンマークでは、医療費は基本的には無料だが、歯医者は対象外。逆に、歯の治療費はかなり高額で、治療費がもう少し安い、隣国のスウェーデンにまでわざわざ歯の治療で行く人もいるぐらい、という話を聞いていた。
で、実際の治療費は、詰め物の治療、全般的な診察、クリーニング合わせて、約2300DKK (約3万8000円)!!た、高い。。明細を見てみると、コロナ特別対応費なる項目で87DKKも取られているし。。まあ、治療が一回で終わったのが救いだが。
なので、来院する前に急遽、民間の健康保険に加入しておいた。会社の同僚の勧めでhttps://www.sygeforsikring.dkにしたが、これでどれぐらい返ってくるのかに期待するしかない。