最近、下記の本を読んだことがきっかけで、生活スタイルを若干変えるようにした。
老化のメカニズムについての本。老化を防ぐためにはどうしたら良いかについても述べられており、簡単にまとめると、体に適度に負荷を与える方が良いとのこと。具体的には :
- 食事の回数、量を減らす
- 運動
- 寒さ、暑さ (サウナなど)
#2の運動が健康に良いとかは一般的に言われていることなので、特に驚くにあたらないが、興味深いと思ったのが#1。ハーバードの教授が書いているだけあって色々な科学的研究成果に基づいて書かれているが、酵母、マウスなどで食物を減らすことで寿命が伸びるという結果が得られているという。ワインを造る際に、肥えた土地よりも痩せた土地の方が良質なワイン葡萄ができる、ということは広く知られていることなので、それとも関係ありそうで個人的に面白いと感じた。
自分の生活では、昼食/夕食の時間だからという理由だけで、特に腹が減っていないのに食べることがしばしばあったが、科学云々を抜きにしても、「空腹で無いのに食べる」という事実だけでも健康に良くなさそう。なので、本当に空腹でない限りは無理に食事は取らないようにした。できれば1日1食、多くても2食にし、そのうち1食は本当に軽いものにする(パン1個など)。
そして、作った料理を残したくないので、お腹が一杯でも食べてしまうことも結構あったが、それもなるべく避け、腹8分を目指すことにした。これはまだあまり実践できていないが、少なくとも前よりは食べる量は減ったと思う。
2週間程度やってみたところ、まあ老化に効いているかは分からないが、単純に胃の調子が若干良くなった気が。そして、何より当然のごとく食事の時には結構空腹になっているので、食事がより一層美味しく感じるので、それだけでも価値があるかも。
あと、ランニングを始めた。幸い、現在住んでいる場所はビーチが近く、走るのに気持ちの良い場所なので、仕事を開始する前の早朝に、ビーチでランニングをするようにした。
ちょうど日の出のタイミング
Oresund橋を渡った対岸には、スウェーデン第三の都市のMalmö (マルメ)もちょこっと見える。コペンハーゲン空港にちょうど飛行機が着陸していく瞬間。
正直、東京でこの本を読んでたとしても、家の近くは住宅地で特に走りたいと思える景色でないのと、毎日の仕事で疲れてそもそもそんな気分にならなかったと思う。これもコペンハーゲンの、自然が近くにある環境と、ワーク-ライフ・バランスに優れた生活があってこそ、こういうこともやってみようと思えるので、環境の違いは大きいなあと。
2週間近くこういう生活をしているが、最近あまり走り慣れてなかったのに無理をしてしまったのか、若干脚を痛めてしまったのでランニングは一旦中断というオチ。直ってから再開する予定。