コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2021年09月

Carsberg Byenのピザ屋「Surt」にてランチ。ここはコペンハーゲン一のピザ屋と言われる「Baest」出身のシェフが開いた店。

Carsberg Byenの象のゲートすぐ近くにある。店目があまり目立たなず、ただのマンションの一室のような、かなり地味な店の外観。ちなみに、他の客で、ベビーカーに子供を寝かせたまま外に置きっぱなしにして、両親は店内で食事していた。デンマークは平和だなあと。

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広々とした店内。石窯で焼いている。

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ランチは通常のピザはやっておらず、その代わりにSurPieというサワードウ生地で造ったミニサイズのピザ。まずは、「Housemade fresh cheese, coppa, ramson」のSurPie 。むっちりやや固めの生地で、石窯で焼かれているだけあって香ばしい風味。味わいはやや酸味が効いている。

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もう一枚は、ヴィーガン向けの「Siccagno pelato, Sicilian capers, oregano 」。トマトは甘味が感じられる。

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まあ、美味しいは美味しいが、良い素材は使っているのであろうものの割と何の変哲もないトッピングということもあり、期待ほどではなかったかな。

この日はCarlsberg Byenへ。ビール会社「Carlsberg」の醸造所がここにあり、それを中心にした街。本来はカールスバーグのビジターセンターがあって、見学などもできるようだが、現在はリノベーション中のためやっていない。

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ここで何と言っても有名なのは、象の像の門。4体の象があり、カールスバーグの元社長Carl Jacobsenの子供を表しているようだ。

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反対側の2体。もう2体とは微妙にデザインが違っている。

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アップで見ると、なかなかの迫力。

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像の柱が支えている上部

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他にもカールスバーグの建物があり、その歴史ある建築物は一見の価値がある。

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創業者J.C. Jacobsenの息子Carl Jacobsenは、父に反発し、独立して「Ny Carlsberg」(新しいカールスバーグ)を設立。

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J.C.ヤコブセンが、ビール醸造の技術を学んだ、ドイツはミュンヘンのSpaten醸造所のGabriel Sedlmayr氏の像

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ビールの大量生産を可能にした、酵母の純粋培養技術の開発を行ったエミール・クリスチャン・ハンセン博士の像

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父J.C.ヤコブセンの「Gamle Carsberg」として、2社は激しい競争を繰り広げたらしいが、最終的には1906年に両者は合併

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スタイリッシュなHotel Ottiliaもある (前に宿泊したHotel SP34と同系列)

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不思議な形の像が建物の上に

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この日はØsterbro地区にある、「Osterberg Ice Cream」へ。

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何ともお洒落な店。これまでに行ったアイスクリーム屋の中で、お洒落度は一番かも。

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この日のフレーバー。

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Chokoladesorbetとチョコミントを。チョコレート味のアイスというと、どこでも同じような味というイメージがあるが、これは一味違う。「生チョコ」っぽい食感で、優しくマイルドなチョコの風味が口の中に広がる。これはかなり美味しい。チョコミントは、いわゆるよくあるチョコミントのように着色料を使っていないのか、穏やかな色合いで、味わいも穏やかなミントの風味。

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よく見たら、本日のソフトクリームで、同じØsterbro地区にある人気ベーカリー「Juno The Bakery」のカルダモン味もあるではないか。アイスが予想以上に美味しかったので、これも追加注文することにした。

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滑らかなソフトクリームに、まさにJunoのカルダモンロールの爽やかで上品なカルダモンの風味が!

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いやー、ここは美味しかった。再訪したいと思える店だ。

北欧のミシュランガイド2021年版が発表された。

注目は何といっても、Nomaが2つ星から3つ星に昇格したこと。「The World's Best 50 Restaurants」では何度も世界一に輝き、「世界一予約の取れないレストラン」と言われるなど名声を欲しいままにしてきた一方で、ミシュランではこれまで2つ星止まりだったのが(テーブルクロスがないことが原因という噂も)、ようやく最高評価に到達。今年、ロックダウン明けに行ってきただけに、自分的にも嬉しいところ。

もう一つの3つ星「Geranium」も3つ星を維持。

2つ星組では、「Kong Hans Kælder」が1つ星から昇格。1983年にコペンハーゲンで初のミシュランの星を獲得した老舗だが、2014年に一旦星を失ったが、翌年以降は一つ星を維持し、今年になってピークの評価を得ている。NomaのヘッドシェフRene Redzepi氏がノーマを開く前にここでシェフを務めていたことでも知られる。ここも一度行ってみたい。

この日は、フードマーケット「Broens Gadekøkken」にてランチ。場所は、ニューハウンの運河の、橋を渡った対岸にある。

食べたのは、以下の2店 :

「Strutto」は、イタリアのマルケ州発祥のイタリア風パンケーキ「Crescia」の店。

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「Will at the Bridge」は、以前ミシュラン三つ星「Geranium」でアシスタントヘッドシェフを務めていたWill Smithによる麺と餃子の店。

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生ハム/チーズ/ルッコラのCresciaと、Dan Dan Noodle (坦々麺)を注文。

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Cresciaは、薄焼きのパンケーキ生地に、具が挟まったサンドイッチという感じ。生地はサックリ焼き上がっており、具も不味くなりようがないので、美味しいは美味しい。ただ、値段の割りにボリュームが物足りないのと、まあ予想がつく味で、下手したら自分でも作れそうという点で、期待を上回る点は無かった。

Will at the Bridgeの坦々麺は、日本の坦々麺とは全く異なり、いわゆる汁なし坦々麺やジャージャー麺という感じ。具は、ネギとチンゲン菜。結構酸味が効いていて、そのため比較的さっぱりいただける。麺もそこそこコシもある中太麺で、なかなか良い。日本人は好きな味ではあるが、家庭的というか、自分でも作れそう。。

どちらも美味しかったが、リピートしたいと思えるインパクトは無かった。

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