コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2022年06月

帰国前は、もうちょっと懐かしい感じがするのかと思ったが、意外にそうでもない。

デンマークに引っ越す前と明らかに違うのは、みんなマスクしていることと、飲食店にアクリル版の仕切りがあることぐらいか。アクリル版の仕切りは、思ったより違和感無い。

コロナ禍で、もう少しキャッシュレスが進んでいるかと思ったが、そうでも無いなあと(これでも前よりは大分進んだようだが)。「ランチは現金のみ」という飲食店も結構あるし。。

「そういえば、日本はこうだった」と驚いたこと :

  • エレベーターで左側に並ぶこと (デンマークは右側)
  • タクシーのドアが自動で開くこと
  • 自転車が歩道を走っていること。自転車用の専用道路が整備されており、すごいスピードで自転車がビュンビュン走っているコペンハーゲンではあまり見られない光景。

13時間弱のフライトを経て、ようやく成田へ到着。日本はやはりデンマークより少し暑い。

気になる入国時の水際対策だが、ちょうどこの6月から緩和された。国/地域が感染リスクに応じて「青」、「黄」、「赤」に分類され、デンマークが分類された「青」グループに関しては、日本へ出国前72時間以内に受けた陰性証明さえあれば、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時の検査および隔離が不要。

少し前は、検査を受けるまでに、および検査結果が出るまで何時間も待機する必要があったり、強制隔離では場合によってはかなり遠い場所まで連れて行かれるなど、恐怖ストーリーを聞いていただけに、雲泥の差。

今回自分たちは、「ファストトラック」でMySOSのアプリに必要書類がアップロードして青色になっていたので、ほとんど待たされることなくスムーズに入国することができた。預け入れ荷物をピックアップし、自由の身になれたのは、着陸してから約45分程度と悪くないと思う。

その後、想定外だった点 :

  • デンマークで契約しているLebaraの携帯が、日本で使えることを期待していたが、使えなかった。契約時に日本も対応しているのを確認して契約したつもりだったが、国際ローミングはEU内のみのようだった。仕方無いので、空港でプリペイドSIMを購入したが、データ通信のみで通話ができない。色々な予約をする際に、いつも電話番号を聞かれることもあり、結構不便。
  • 渋谷行きのリムジンバスがコロナのせいで運行していない。。新宿行きは運行しているようだが、待ち時間が大分あるので、結局成田エクスプレスを利用することに。

デンマークに引っ越して2年ちょっとになるが、明日から日本へ一時帰国するので、ファストトラックで必要な書類についてまとめておく。

2022年6月1日現在、以下の書類をMySOSというアプリで登録する必要がある :

  • 質問票
  • 誓約書
  • ワクチン接種証明書
  • 出国前72時間以内の検査証明書

このうち質問票と誓約書は、ただ記入するだけだから問題無い。問題は、ワクチン接種証明書と出国前72時間以内の検査証明書。

ワクチン接種証明書

デンマークでは、Coronapassというアプリをワクチン接種証明に使ってきた。デンマーク国内では全ての規制が撤廃された今はCoronapassが必要となるケースはもう全く無くなったが、デンマーク外の国に行く場合は、空港などで提示する必要がある。

そして、ワクチン接種証明書はpdf等をアップロードする必要があるが、Coronapassはアプリで、アプリ内にはpdfをダウンロードするような機能は無い。スクリーンショットをとるしかないのか?と思ったが、https://www.sundhed.dkからダウンロードするというのが正解のようだ。NemIDもしくはMitIDでログインすれば、そこからpdfをダウンロードすることができる。

自分はワクチン3回接種しているので、3回目のものをアップロードして、30分もかからずに審査完了。

出国前72時間以内の検査証明書

これが一番懸念だった。日本指定の検査証明書に記入してもらわなくてはいけない上、ちゃんと指定の検査方法である必要がある。ちゃんと合う条件で記入してもらえるかなど、色々と電話で確認する必要があると予想していたら、思ったより簡単/スムーズだった。

在デンマーク日本国大使館で挙げられていた、Pentabaseという機関のウェブサイトを見てみると、何と日本向けの検査できるオプションが用意されていた!指定された検査方法の「Saliva」(唾液)による検査で、日本指定の証明用紙に記入してもらえるというオプション。どれだけ早く証明書をもらえるかで、価格が変わってくる。

pentabase

Super expressまでの必要は無いが、なるべく早く書類を一通り揃えたかったので、当日の「Japan Saliva Same Day」で予約した。

予約時間までに、Pentabaseのアカウントを作成し、そこに生年月日やパスポート番号を登録する必要があり、それらの情報が証明書に記入される。

検査当日は、電車とバスで行く予定だったが、乗り換えを間違えてコペンハーゲン空港で降りてしまったのだが、空港の一つ手前の「Kastrup」駅でバスに乗り換える必要があった。

証明書用紙はPentabaseが用意してくれるので、こちらで持参する必要があるのはパスポートのみ。結果連絡用の電話番号を伝える。

唾液検査は今回初めて受けたのだが、そもそも十分な量の唾を出すのが難しい上、唾に泡を入れないのが結構難しい。

検査結果は、SMSで通知されるので、その中のリンクを開いてアカウントにログインすると、pdfをダウンロードできる。

結果、無事「陰性」!めでたしめでたし。

MySOSにアップロードして、これまた30分も経たないうちに審査完了。これで書類が全て揃った。

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