コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

2023年01月

料理界のオリンピックとも言える「ボキューズ・ドール 2023」が行われ、デンマークチームが優勝した。

デンマークチームを率いたのはBrian Mark Hansen氏で、ミシュラン一つ星「Søllerød Kro」のヘッドシェフ。行ってみたいところだが、「Søllerød Kro」はコペンハーゲンから電車で1時間程度北の、やや離れた場所にある。

2位はノルウェー。ノルウェーにあまり美食のイメージは無かったが、実は過去の大会でほぼ毎回のように3位以内に入賞している強豪国。チームを率いるFilip August Bendi氏は、オスロのHotel BristolのCreative Developer。

そして、3位にはハンガリー。ミシュラン二つ星「Stand」のBence Dalnoki氏のチーム。ハンガリーは先月行ったばかりで、この「Stand」は残念ながら予約一杯だったので、その姉妹店の「Stand25 Bisztró」に行ってきた。

日本チームは12位(「アルジェント」の石井友之シェフ)。

今回宿泊するのは「Strandhotellet」

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Allinge地区にあり、前回泊まったNordlandetから徒歩5分ぐらいの場所にある

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部屋

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バルコニー付きなのは嬉しい。寒いので実際使うことは無さそうだが。

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シャワー/トイレ/洗面台

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特段豪華さなどは無いが、清潔で機能的な部屋

会社のオフサイトイベントでボーンホルム島へ。

去年行った際には電車/フェリーを乗り継いで行ったが、今回は飛行機で。DATという航空会社がコペンハーゲンから飛んでおり、わずか40分のフライト。

基本は機械でセルフチェックインのようだが、何故かチェックインできなかった。デンマーク人は機械で済んだようなので、EU外の国籍だとできないのかもしれない。DAT専用のチェックインカウンターは無かったので、バッグドロップの有人カウンターでチェックインが必要だった。ゲートは離陸時間の45分前にようやく決まるというギリギリな感じ。

プロペラ機。座席は何と自由席で、空いている席に適当に座るという感じ。飛行機でそんなのは初めて。

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かなり小さな空港で、店とかは何も無い感じ

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「The World's 50 Best Restaurants, Restaurant」で何度も第一位に輝き(2010/2011/2012/2014/2021)、ミシュラン3つ星に格付けされている、コペンハーゲンの「Noma」が2024年の冬をもってレストランしての営業を終了するらしい。

それ以降は、フードラボ/テストキッチンという形態に変更し、料理の研究開発を主に行い、時折世界のどこかでポップアップレストランを開催するとのこと。

ノーマは2年前に1回行ったが、閉店するとなると、その前にまた行くべきか悩む。

新しい年に合わせて、デンマーク内の他の会社へ転職しました。

で、日本人がデンマーク内で転職する際に注意すべき点について記しておく。

といっても1点だけなのだが、Work/Resident Permit (就労/滞在許可証)について。全ての種類のpermitがそうなのかは知らないが、自分が取得したFast TrackのWork/Resident Permitについては所属している会社に紐付いているので、会社を移る際にはWork/Resident Permitを取得し直す必要があった。

手続自体は一回やっているので、まあ同じと言えば同じで特に変わった点はないのだが、まあ何だかんだで手続完了させるまで色々神経を使ったので、やはり日本国内で転職するのよりは大変だったなあと。

そもそも、具体的に何をする必要があるのか問い合わせたのだが、問い合わせ先のSIRIの電話番号が開いている時間が短い上、これがまたなかなか繋がらない。時にもよるが、1時間もしくはそれ以上かかるケースもままある。

まず、誰が申請するのかという点。「Fast Track」だと受け入れ先の会社が申請者、 「Pay Limit Scheme」だと自分で申請する必要があるので、どちらで申請するのかを転職先の会社と相談して決める必要がある。EU外から社員を沢山受け入れている会社だったらスムーズなのであろうが、今回の自分のケースは前職よりもあまり経験がないようだったので、前回よりもコミュニケーションを要した。

で、実際に申請するにあたっての提出書類。前回申請時と同じ書類を全て提出すれば良いのかと予想していて、学歴証明書、(家族と一緒の場合)婚姻証明書に関してはそれでも良かったものの、パスポートに関しては最新状態のものをスキャンし直してそれを提出する必要があった(デンマーク入国以来EU外に行っていないのなら前回と同じで良いのかもしれないが、自分の場合日本帰国、タイも訪問したので最新のものを再スキャンする必要あり)。

そして、書類を申請後、再びBiometric(生体情報、すなわち顔写真と指紋)を提出する必要がある。前回は日本のVFS合同ビザ申請センターで提出したが、デンマーク国内ではどこで提出するのか。今回自分はこれにハマって、最初Næstvedというコペンハーゲンから電車で1時間もかかる場所へ行ったのだが、ここではできないと言われて無駄足に終わった。正解は、ValbyのSIRIに行く必要があった。NæstvedでもBiometric Submission自体はやっているが、permitがどのschemeであるかによって場所が違うのかもしれない。ウェブサイトがトラップなんじゃないかと思うほど分かりにくいので、どこなのかは注意が必要。

最後に、配偶者のResident Permitも申請し直す必要があるのかどうかについて。電話でSIRIに問い合わせた際には、自分の経済状況が変わるので申請し直す必要があると聞いたので、申請し直したのだが、今回の自分のケースでは結果的には必要無かったということが判明した。つまり、今回自分のケースは会社こそ変われど、「Fast Track」の前回と全く同じschemeなので、配偶者に関しては経済状況は変わらないということで不要とのこと。逆に言うと、schemeが変わる場合(例えば、「Fast Track」から「Pay Limit scheme」に変わる場合など)には、申請し直す必要があるとのこと。うーむ、これはウェブサイトの説明からは読み取れず、実際に話をしてみないと分からない。。今回自分達のケースは既に申請してしまったが、却下されて申請代金も返金されるとのこと。

そんなこんなで、申請してからトータルで2週間程度で就労/滞在許可証の認可が出て、biometric採取後の1週間後ぐらいに物理的なresident permitが郵便で届いた。その2週間も、biometricの予約が取れる最短の日が2週間後で、biometric採取の当日にpermitが降りたという連絡が来たので、混んでない時期ならもっと早く済むかもしれない。ということで、biometric以外は、かなりスピーディだったなあと。

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