コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

カテゴリ: 入国後の手続き編

在留証明書のために、日本大使館に行ってきたのでそのメモ。

ここに必要な書類が書いてあるが、大使館に行く前に準備する書類として「申請者の滞在期間や住所を立証できる文書」が必要なのだが、ここでオンラインで入手できる。75DKK必要になるが、完了したらすぐにpdfでダウンロードできるので、それを印刷して持参すれば良い。大使館のウェブサイトを読むと、電話、ガス、水道等の公共料金領収書も必要なように読めるが、電話で確認したところ先程のKøbenhavns Kommune発行の居住証明書だけで良いようだ。

日本大使館は、Fisketorvetにほど近くの建物の9階にある。幾つか注意すべき点があったのでメモ :

  • 申請に行くのに、ただ領事時間内にさえ行けば、予約等は必要ない。
  • 入口で携帯電話をロッカーに預けて(PCも預ける必要ある)、空港みたいに荷物のセキュリティチェックを受ける必要がある。
  • それゆえ携帯が使えないので、申請書を記入する際に、携帯を使って調べ物ができないのが痛い。特に困ったのが漢字。最近はパソコン/携帯の漢字変換に頼り切っていて、漢字を自分で一から書くことなんてほとんど無いので、漢字が出てこなくて困った。仕方無いので、思い出せなかった漢字はひらがなで凌いだ。必要になりそうな情報を、あらかじめ紙に記入して持参した方が良いかも。
  • 住所欄で、ローマ字表記欄と併せて、日本語表記記入欄がある。デンマークの住所の日本語表記なんて知らんがな。カタカナなんかで表記したら、人によってどう書くかバラツキもあるし、住所を特定するのも難しいと思われ、何も良いことは無いと思うのだが。見本によれば、日本語表記は「デンマーク国コペンハーゲン市XX地区YY通りZZ番地...」のように、ローマ字表記と逆の順番で項目を記入するようなので、要注意。
  • 本籍地を記入する欄があるが、これが記入してあると、戸籍謄本などそれを証明する書類が必要があるので要注意。持参した申請書に本籍地を記入してしまっていたが、戸籍謄本など持ってきていなかったので、申請書を本籍地を空欄にしたままで記入し直したら、無事に在留証明書を発行してもらえた。
  • 手数料を払う必要がある場合は、現金のみ。クレジットカードは受け付けておらず、携帯をロッカーに預けてしまっているということはMobilePayも使用できない。デンマークに引っ越してから今まで、まだ1回も現金が必要なケースに出くわしてないこともあり、普段は現金なんてほとんど持ち合わせていない。今回はたまたま手数料は不要だったが、パスポート更新の時などは必要になると思うので、要注意。

Nem IDによってアンロックされるサービスに「e-boks」がある。

これはデンマーク公的な電子メールサービスみたいなもので、Nem IDで認証を行う。公的なコミュニケーションはこれで行われる。例えば、一つ重要なことでは給与明細がこれで送付される。Nem IDがあらゆるサービスの認証に使われていることの一例で、逆に言うとNem IDが使えないと詰むので、なるべく早くNem IDを使える状態にしておいた方が良い。

入国後の当面の間は、日本でAmazonで購入したThreeのプリペイドSIMを使用していた。それだと英国の電話番号(+44)だったので、諸々の手続き等だったり何かで電話やSMSで連絡が必要な際には、やはりデンマークの電話番号を持っておきたい。

なるべく早いうちに変えたかったのだが、日本から引っ越しの荷物送付の際の受け取り人の電話番号としてプリペイドの番号を登録してあったので、受け取りの際に連絡が来るかもと思い、荷物を全て受け取るまでは変更ができなかった。だが、荷物をやっと全て受け取れたので、ようやくこちらの携帯の契約の手続きを開始した。

まずは、どこの携帯電話会社にするか。一番大手っぽいのは、プリペイドSIMでも使用したThree。デンマーク国内だけでなく、デンマーク以外のヨーロッパ諸国のネットワークのカバレッジも良いらしい。

そして、コペンハーゲン空港で無料でSIMカードが置いてあったLycamobile。入国してからも、街中で結構名前を良く見かける気がした。ただ、シェアハウスのハウスメイトによると、ヨーロッパの国/地域によってはネットワークのカバレッジはあまり良くないかもしれないとのこと。ヨーロッパ各国を色々廻ることを考えると、それはややマイナスか。

そして、Lebara。ネットワークのカバレッジはLycamobileよりは良いそう。

上記3つで、各社色々プランがあるのだが、Threeはちょっと高くて、Lycamobile、Lebaraは安いプランで月額99DKK程度(細かい条件は各社色々違うが)。1600円程度なので、日本よりはかなり安い。

値段とネットワークのカバレッジを総合して、LycamobileかLebaraのどちらかにしようと決めた。で、日本みたいにdocomoショップ的なところで、色々話を聞いて契約したいのだが、Threeはショッピングセンターみたいなとこに実店舗があるのだが、LycamobileとLebaraは実店舗があるのか分からない。プリペイドSIMの30日の期限が間近なので配送の時間取られたくなかったが、値段の安さを重視して、オンラインでLebaraを申し込むことにした。

数日後に、郵送でSIMが到着。これで、デンマークの携帯番号ゲット。

SAL便で送った荷物の受け取り、これが思ったよりも大変だった。。

全部で7箱送付したのだが、まとまって到着するのではなく、結局4回に分かれて到着した。全て受け取るまで、ちょうど1ヶ月かかった。

  • 最初の2箱は特に何も無く、スムーズに到着
  • その後、Postnord(デンマークの郵便局)より手紙が4通(1箱に対し1通)到着。そのうち2通は、関税をこれだけの額払えという内容。それぞれ、619DKKと543DKK(大体1万円弱)。。後の2通は、関税の額を算出するから、箱の内容物に関して、購入場所、価格などが分かるレシートを送れとのこと。そんなもの残ってないわい!引っ越しの荷物で使用済みであるので、関税がかからないはずだとの旨のメールを、引っ越しを証明するための書類(work/resident permit、住居の賃貸契約書、片道の航空券のコピー)を添付して送付。そうしたら、関税支払わずに済み、無事に到着した。参考までに、以下のような文面のメールを送った。
    I relocated from Japan from MM/DD, 2020, for me to work for a company in Copenhagen. These shipments are moving our personal belongings for relocation, and this particular box contains xxx. These xxx have been purchased more than 6 months ago (purchased in physical stores, not online, and haven't kept the receipts), and are all "used" items (I am willing to continue to use them in Denmark, so obviously not intending for sale). So I believe these items will be exempt from import taxes. Please see the attached work/resident permit documents, housing contract as well as one-way flight ticket as a proof of relocation. Kind regards,
  • 最後の一箱は、郵便局から何の連絡も無く、追跡番号で状況を調べても、デンマークの関税で通関中で止まったまま。らちがあかないので、これも先ほどと同様のメールを送ったら、ようやく届いた。

7箱ともに、同じような書類(税関告知書補助用紙等)を添付し、中身も服などで大差無いのに扱いが違うので、結論的には税関で見る人によって結果が変わってるような感じ。

反省点としては、最初のメールを送った際に、残りの箱のお問い合わせ番号も併記し、それらの箱も同じく引っ越しの荷物なので、同様に処理を頼む、とでも書けばもう少し早く届いたのかもしれない。

しかし、これらの税関とのやりとりを考えると、税関に引っかかるような、ある程度の大きさのダンボール箱の場合、EMS便でも数週間はかかりそうな印象を受ける。

CPRと並んでデンマークで暮らす上で重要なのが、「NemID」。銀行のログイン、住居契約書の署名など、諸々のサービスで共通に使われる認証システムのID。

登録には、CPR登録と同時に申し込めるとか、銀行口座の開設と同時に申し込めるとか諸説あるようだが、いずれのケースでも自分の場合は特にそのような選択肢は見当たらなかったので、別途申し込むことになった。

申請には物理的にYellow Card(健康保険証)が必要なので、それを郵送で受け取ってから手続きを開始。まず、Borgerserviceへ予約をする必要がある。予約はすぐという訳にはいかず、自分の場合は最短で土日を挟んで6日後の予約となった。

Borgerserviceは、CPRの登録で行ったInternational Houseのすぐ近く。端末で受付番号を貰い、番号が呼ばれたら窓口で、パスポートとYellow Cardを見せればよい。その場で初期パスワードを発行してもらえ、別途後日、郵送で紙のワンタイムパスワードが送られてくる。

初期パスワードと郵送で送られてきたワンタイムパスワードで、初期登録を行う。その後は、ワンタイムパスワードの紙を使えばNemIDの認証ができるのだが、必要になる度にその紙を持ち歩くのは大変なので、スマホにNemIDアプリをインストールしてそれを使った方が良い。

早速、NemIDを使ってDanske Bankのネットバンキングにログインしようとしたらエラーになった。。問い合わせたら、アカウントの設定に何か問題があったよいで、直してもらったらログインできるようになった。

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