コペンDays

コペンハーゲン在住。移住のための手続き等、忘備録も兼ねて記録していきます。

カテゴリ: 生活編

チボリ公園の隣にある、美術館「Ny Carlsberg Glyptotek」へ行ってきた。ビール会社カールスバーグの創始者J. C. ヤコブセンの息子カール・ヤコブセンの私的なコレクションを元にした美術館。

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月の最終水曜日が入館無料とのことで行ってきた。以前は毎週火曜無料だったが、現在は月一になったようだ。無料だけあって行列ができていた。一つ予定外だったのが、リュックなどの大きな荷物は地下のロッカーに預ける必要があって、その際に20クローネ硬貨が必要なのだが、現金、特に硬貨など持っていない。。その場合Glyptoteket tokenを購入しないといけない(クレジットカード使用可)。

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ロダンの「考える人」

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ロダンのヴィクトル・ユゴー像

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緑もあって、開放的な中庭

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ゴッホ

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絵画は、やはり地元デンマークの知らない画家のものがメインだったが、まあ無料だったら来る価値はあるのでは。



今年もFastlavenの季節がやってきた

ということで、コペンハーゲンを代表するケーキ屋「La Glace」のFastelavnsbollerを買ってきた

3種あったので、一つずつ買ってみた(緑はリンゴ、オレンジはアプリコット、紫はプラム)

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ホイップクリームは上品な甘さで軽い。スウェーデンのセムラと違って、フルーツの果肉とナッツのクランチが入っているので、味のアクセントになるのと、食感も楽しい。さすがに美味しかった。



最近コペンハーゲンで発見した美味しいもの。「Copenhagen Tea Company」のスパークリングティー(ノンアルコール)。幾つか種類があって、他の種類も試してみたが、その中で個人的に段違いに美味しかったのが、この「BLÅ」(デンマーク語で「青」を意味する)。

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ジャスミンティー、 白茶、ダージリンから造られたスパークリングティーで、泡も比較的細かい。ジャスミンティー特有の香りに、ほんのり柑橘の香りや甘みが感じられ、エレガントな味わい。まさにシャンパーニュの代わりにアペリティフとしてもちょうど良さそう。

合わせた料理は、巻き寿司(スモークサーモンとキュウリ、カラスミと卵の2種)に、野菜スティック。ノンアルコールで物足りないという感じもせず、なかなか良いペアリングだった(スパークリングワインや白ワインでももちろん合いそうだが)。

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本日2024年1月14日(日)はデンマークにとって大きな日となった。在位52年のマルグレーテ女王が生前退位し、長男のフレデリックがフレデリック10世として新国王に就任した。

これは実はデンマーク人にとってもびっくりなニュースだったようで、というのもマルグレーテ女王は、英国のエリザベス女王のように、生前中は「自ら退位することはない」と明言していたから。ところが、去年の大晦日の恒例のテレビ演説にて(デンマークでは、日本の皇室が年が明けてから新年のメッセージを送るのとは違って、大晦日にテレビ演説するのが恒例)初めて生前退位が発表され、それも退位が行われるのは何と2週間後。日本で現天皇への譲位が3年近くかかったことを考えると、とんでもないスピード感。

さすがに、お店なども準備の期間も無かったろうと思われるが、1週間経ったぐらいから、コペンハーゲンの中心のKongens Nytorvが車が通行止めになったり、国旗があちこちに掲揚されたり、王位継承を祝うムードが出てきた。

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ロイヤル・コペンハーゲン本店

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新国王フレデリック10世と、その王妃メアリー(オーストラリアのタスマニア出身)

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そして、王位継承当日。デンマーク王室は国民に大人気のようで、すごい人混み。

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英国のように物々しい戴冠式などは行われず、クリスチャンスボー城で調印し、まずは首相のメッテ・フレデリクセン氏が新国王が誕生したことをアナウンス。

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それに続き、新国王フレデリック、メアリー王妃

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そして、その子供達。新たに王位継承順位第一位の皇太子となった、クリスチャン君も。ちなみに、デンマークの国王の名前はフレデリックかクリスチャンとなるのが恒例(フレデリックとクリスチャンが交互にくる)。

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デンマーク在住の日本人として感じるのは、物凄く合理的/手続き的な王位継承はデンマークらしいというのと、デンマーク王室はえらく国民に愛されているなあと。


世界4位のビールメーカー「カールスバーグ」。コペンハーゲンに引っ越す前から、ここのブリュアリーツアーに期待と思っていたが、リニューアルのためしばらく休業していて、その後もコロナ禍もあって再オープンが伸び伸びとなっていたが、この12月ようやく念願の再オープンしたので、とうとう行ってきた。最寄駅はそのまま「Carsberg」駅で、駅からは徒歩10分弱。

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カールスバーグの上級ブランド「Jacobsen」

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アウトドアでビールや簡単なフード(ソーセージ、ケーキ等)をいただける。限定ビールもあった。この季節なので、ホットワインならぬホットビールもあった。

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ツアーの予約時間まで、ショップを物色

セーター、Tシャツなど。この時期はクリスマスなので、クリスマス模様のセーターなど

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当然ビールも

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ここでしか売っていない限定ビールも。一番高いものは何と1500DKK (約3万円)!

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オリジナルビールグラスも

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木製のビアマグ

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栓抜き、コースター

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いよいよツアーの時間。オンラインで予約したので、メール添付のQRコードを見せれば良いだけかと思ったら、受付でリストバンドを貰う必要があった。まずはミニグラスでカールスバーグを一杯いただいてから、ツアー開始。

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創業者J. C. Jacobsenと、その息子Carl。経営方針の違いから、Carl氏は新会社Ny Carlsberg (新カールスバーグ)を立ち上げ、父の会社はGamle Carlsberg (旧カールスバーグ)として、親子で激しい競争を繰り広げたらしい。もはや映画になりそうなストーリー。

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カール氏の日記。「カールスバーグ」という名前は、「Carlの山」と意味し(山の上にある)、カール氏の名前にちなんでいる。

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昔の醸造所の絵。最初はコペンハーゲン中心にあったが、より広い施設と上質な水を求めて、この地に移転したらしい。

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セルフガイドツアーだったが、ここのセルフガイドツアーは大きなスクリーンに役者っぽい人が説明してくれるので、分かりやすく興味深く理解することができた。最初はミュンヘンのZum Spaten醸造所からビール酵母を貰って、その後カールスベルゲンシスというビール酵母を抽出・培養することに成功し、ラガービールを安定的に大量生産することを可能にした。

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ロゴの変遷。最初は12の角を持つ星、卍模様、ホップの葉、そして現在は王室御用達を意味する王冠。卍模様が使われていたというのは驚きだが、元々は幸運を表す模様として広く使用されていたが、ナチスによって採用されたことを受けて、1940年を最後に使用停止となった。

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昔からのポスターコーナー

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なかなか可愛らしい

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最新の、デンマーク人俳優マッツ・ミケルセンのもの

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ボトルギャラリー

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カールスバーグに並ぶビールメーカーだった「Tuborg」も、今やカールスバーグ傘下。Tuborgの有名なクリスマスビールも。

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Jacobsenの限定ビールも

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最後はバーで、ビールを一杯いただいてツアー終了。すっきりキレがあって、クリーンな味わいのビール。

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バーを出ると、カールスバーグの車が

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そして、金髪で栗毛のお馬さんも。昔はお馬さん達が、メインのビールの輸送手段だったそうで、一時は200頭近くいたそう。車などの輸送手段の発達により、現在は4頭のみ。こちらはBrygger君。

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こちらはOtto君。両親の名前も書いてあって、この子とあの子は異母兄弟だとかが分かる。

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こちらはかなり小さいMauritz君。

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なかなか楽しかった





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