そして、引っ越しというか、荷物をどうやって送るか。
クロネコヤマト
まず、調べてみたのはクロネコヤマト。クロネコヤマトの海外引っ越しのサイトを見ても、国の選択でデンマークはリストで出てこない。「その他」を選んだら可能なのかもしれないが、デンマークに拠点も無いみたいだし、この時点で他をあたることにした。
日通
こちらはサイトを見る限り、デンマークは対応しているようだが、デンマークに拠点は無いようで、ドイツのハンブルグ支社が担当するらしい。ドイツからデンマークは結構距離があるので、どういうことなのか電話で聞いてみたところ、実際の作業は現地の提携会社が担当するらしい。さらに、大まかな見積もりも聞いてみた。自分の予想だと、箱の数は食器1〜2箱、衣服4〜7箱という予想なのだが、見積もりでは10箱で約45万円とのこと!一箱4.5万円は高過ぎる。。それも現地に支店があって対応してくれるのなら安心だが、そういう訳でもないのに。
国際郵便
結局、郵便局から国際郵便で送付することにした。これなら航空便でも大体一箱2万円程度で収まりそう。
ただ、この場合は段ボール箱は自分で用意する必要がある。それも、海外の配送では手荒く扱われる可能性が高いので、厚さがあって頑丈なダブルダンボールというのを使った方が良いらしい。結局、食器用に120サイズのこれと、衣服用に140サイズのこれを購入。ダンボールなんて買ったのは初めてだが、多目に12個注文したところ、送料込みで1万円弱と結構高くついた。。
国際郵便で送るにも、幾つか方法がある。着くのが早い順に、EMS、航空便、SAL便、船便とあるが、船便だったら最低2ヶ月と時間かかり過ぎるが、すぐに必要なものはスーツケースで持ち込むしそこまで急ぐ必要もないので、2週間程度で届いて送料が比較的リーズナブルなSAL便で送ることにした。その際に必要なのは :
- 宛名ラベル : 「国際郵便マイページforゆうプリタッチ」という、郵便局設置の専用プリンタから宛名ラベルを印刷できるサービスもあるが、品目が多い場合には対応していない(3品目が上限?)。ちなみに、PCで入力しようと思っても対応しておらず、モバイルで入力する必要がある。なので、どうしてもPCで入力したい場合には、Chrome Dev Toolsなので、わざわざモバイルのスクリーンサイズで入力する必要がある。なんちゅう、イケてないUXなんだ。結局、自分の場合は品目数が多くいので、ゆうプリタッチでは対応してないので、手書きで記入する必要があった。
- 税関告知書補助用紙 (Customs Declaration) : こちらからエクセルのフォームをダウンロードできるので、それで入力して印刷すればだいぶ楽(特に、差出元と送付先の住所。入力間違いしても訂正が容易)。重量を記入する欄もあるが、記入不要とのこと。
なお、トータルで20万円を超えると、かなり面倒なことになる。税関手続きの手数料2800円に加え、下記の書類も必要になる。 :
- 通関委任状 : 押印が必要。荷物全部で1通なので、これは記入の手間も大したことないので問題ないでしょう。
- インボイス : これもこちらからエクセルのフォームをダウンロードして印刷可能。入力する項目は税関告知書補助用紙と似ているが、衣類等全てに素材等の記入が必要なので、要注意(自分の場合、このせいで、一旦荷物が税関から郵便局に返送される羽目に)
ここで重要になるのが、各品の価格。そもそも、例えば服を10枚送るとして、全く同じ服を10枚なら同じ金額を10掛ければよいが、別の服をそれぞれ別の金額で記入していったらとてつもない記入量になるので、自分の場合、一つの品目に対して平均的な価格を記入し、それを個数分で掛けて価格に記入することにした。
さらに、各品目の価格であるが、購入時の価格を価格を記入していったら、総額20万円など簡単に超えてしまって面倒なことになる。結論的には、使用済みであることを勘案して値段を指定すれば良いっぽい。正確を記すのであればメルカリ等の平均的な値段を調べるのであろうが、そんな価格はそもそも正解がないので、もはやフィーリングの世界という感じ。
結局に、税関告知書補助用紙、インボイスは印刷可能なところは印刷して、宛名ラベル、通関委任状を郵便局の窓口の人に聞きながら記入して、なおかつ記入ミスの訂正をしたりで、数時間は窓口を占拠する羽目になってしまった。
なお、高額な送付物に関しては保険を掛けられるとのことで、今回の場合、一箱1000円程度で保険を掛けられるとのことだった。しかし、そのためには、さらに箱の角に更に厳重に梱包(ガムテープ)をすることなどが必要な上、そこに郵便物番号だったか何かをガムテープの上に記入する必要があるとのこと。それをしてたら家の退去立会に間に合わなそうだったので、今回は断念して発送した。